2023/01/14 12:29
皆様こんにちは。DÉMODÉの細野です。
年末年始はゆっくりと過ごされましたでしょうか。仕事始まり、憂鬱になっていませんか?
本日は2023年より取扱を始めたヴィンテージブランド【Otto Keramik/オットーケラミック】について書きたいと思います。
写真でもわかる通り、他にはない色味とグラデーション、ざらりとした質感、シンプルでミニマムなデザインが特徴です。
独自の釉薬を使い、丁寧に一つずつ釜で焼かれたアイテムは、火の当たる箇所や温度、その日の温度や湿度によって全てが再現する事ができない一点ものに。
多くの陶器や食器を見てきましたが、ここまで表情のある作品は初めて見ました。
また全ての商品の裏面には基本的にフェルトが貼られ、家具を傷めない工夫がされています。小物入れに至っては上蓋の裏にまで!
と言うように、現在の大量生産、大量消費とは全く逆のものづくりを行なっているファクトリーです。
アイテムについては店頭でご覧いただくとして、そんなOtto Keramikの歴史についても触れておきます。
Otto Keramikは1964年にOtto Gerhartzによって創設された、ドイツの陶器メーカー。
皆さんもブランド名を聞かれたことがあるかも知れません。ヴィンテージ市場で人気、ドイツの陶器ブランドRuscha Keramik。
1950年代の陶器ブームにおいて絶大な影響力を誇った、そのRuschaのプロダクションディレクターを務め、様々な釉薬を考案。
独立後、彼の自宅アトリエからOtto Keramikはスタート。
創設から1978年まで工場で使用された釉薬は全てGerhartzによって考案されたものが使われています。
拘り抜かれた釉薬による表情豊かな色彩や風合いは今もなお世界中のコレクターから愛されており、現在は彼の遺志を継ぐ息子が経営を行っています。
ドイツの陶器ブームを牽引したメーカーのうちで、現存する数少ないメーカーの一つです。
YouTubeにOttoのモノづくりの様子が上がっておりましたのでURLを貼っておきます。
ご興味のある方は是非ご覧ください。
当店で扱うアイテムは、バラエティ豊かなOttoの中でも特に美しい色のもの、デザイン性の高いものだけをセレクトしています。
実物をご覧の上、商品を購入いただきたいのでOttoはオンラインストアにはUP致しません。(遠方のお客様すみません)
是非店頭でお好みのアイテムを手に取ってみてくださいね。
DÉMODÉ 細野